2018年05月06日

法要および年忌法要に関する基礎知識

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葬儀の後に行われる法要と言いますのは、冥福を祈る為の供養のことを意味し、追善供養と称することもあります。法要というような言葉に関しては仏教用語になるため、仏教ではない宗教において法要といった言葉は使用しません。

神道におきましては。霊祭あるいは御霊祭と呼称し、キリスト教においては法要に当て嵌まるものとしまして追悼ミサ、あるいは記念集会がそれに当たります。また、法要及び法事は、狭義では違います。法要は、読経してもらって供養することを意味します。

法事は、法要した後に為される会食も含め一日の行事を意味します。年忌法要に関しては、主として一周忌から三十三回忌に至るまで実施されます。一周忌と言いますのは、死亡した日の命日より満1年目において遂行する法要です。

遺族は、その日をもちまして喪明けとするのが通例です。そして、法要を終了する時期を弔いあげといいます。一般的に考えて三十三回忌を弔いあげとして、それ以後の法要は行なわないです。しかしながら、五十回忌にするケース、或いは三十三回忌の前に弔いあげにするケースもあるなど、遺族の捉え方により異なることになります。宗派、あるいは家によって異なってくることもあることから先だって菩提寺に確かめておくことが大切です。