2018年10月03日
終活の中でも、しっかりとやっておくべきことの一つとして挙げられるのが形見分けです。トラブルになり易い部分と言えますので、生前にハッキリさせておくことが理想と言えます。特に価値のあるものがない場合には、遺族が好きに形見分けをしてくれて構わないと考えることも多く、しっかりと決めておくことは少ないかもしれません。
けれど、価値がないと思っていたものが意外に価値があると判明したり、同じものを形見に希望する人が何人も出てしまうと、想像以上に揉め、騒動に発展してしまうこともあるので注意が必要です。他人ではなく親族だからこそ、トラブルが起きてしまうと、拗れに拗れ、手のつけ様のない状態になりかねません。
やはり形見となるものの所有者である本人が、誰に何を残すのかといったことを生前にしっかりと決めておくことが大切です。また、形見の行方を決めておくだけでなく、生前に形見分けを済ませてしまうこともお勧めと言えます。親族たちの希望を聞き、考慮することも可能になりますので、残された家族が揉めることを防ぐことにも繋がります。要らぬ騒動を引き起こさない様、終活で形見について整理しておくことは、寧ろ遺していく側の責任と言える筈です。