2018年12月01日

こうした場合に合同葬は選ばれる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

葬儀の形の一つとして、合同葬と呼ばれるものがあります。これは亡くなられた方の親族のみで行うものとは異なり、その方が勤めていた会社と合同で行うことからこう呼ばれています。会社に長く勤めていた方の場合、社内だけでなく取引先といった社外にも関係の深かった方がたくさん存在します。

そうした方たちが故人に対して哀悼の意を表することができるよう、会社も協力して葬儀を営むのが合同葬です。もちろん社葬やお別れ会のように、関係者が冥福を祈ることができる機会は他にもあります。しかし故人の目の前でそれができることから、昨今ではこのタイプの葬式を選択する例が増えてきています。

また、遺族への負担を少なくするという役割もあります。大企業に勤めていた方ともなると、葬儀に訪れる方はかなりの数に上ります。一家庭だけでそうした方々への対応を行うとなると、負担も相当なものとなることが予想されるでしょう。合同葬を選んでおけば、遺族にとっては親族だけを担当すれば済むことになります。企業関係者に対しては会社に任せることができ、遺族をサポートすることができるようになるのも大きな理由です。遺族の中には、落ち着いた環境の中で故人を見送りたいと考える方も多いかもしれません。その時には無理強いすることはできませんので、当事者間で話し合うことが重要になります。