2019年11月10日
納骨堂では永代供養が行われることがありますが、遺骨を個別で一定の期間だけご安置をして、そのあとは個別ではなく合祀墓へと移動になります。いったん合祀されてしまうと、個別でお参りをしたいからと言って、お骨を元通りに取り戻すことはできません。
最初は個別でのご安置をすることもありますが、初めから合祀をするケースもあります。供養としては永久にしてもらうことはできますが、個別にママで永代に渡り供養をされることはありません。はじめこそ個別での供養を受けることができても、やがてすべて合祀される葬送です。
そのため様々な多数の遺骨がともに眠るのも永代供養の合祀墓です。それぞれのお家で祀るお墓とは異なり、血縁関係などはありませんし、ましてや老いも若きも男性か女性かなども一切関係はありません。特定の故人のお骨が合祀墓へ納骨されると、どれが誰のものか判断はつかなくなります。
将来的にお家のお墓ではなく、永代供養墓を検討している場合は、合祀墓へと最終的には入ることなど、リスクも理解をしておかなければなりません。自分一人で決めるのではなく、家族ともよく話し合いをしての最終決断をすることです。
お墓参りをする人間がいなくても、お彼岸や命日などには供養をしてもらえるメリットはあります。