2019年11月14日
葬儀に関するマナーは、大人として知っておきたい大切なマナーの一つです。たとえば、お悔みの手紙を書くときのマナーも頭に入れおけば、いざというときに慌てる心配がありません。お悔やみの手紙はお悔み状とも呼ばれていて、何らかの事情で葬儀に参列できないときに弔意を伝えるために送ります。
かなり遅れて訃報を知ったときも、早めにお悔み状を送ってお悔みの気持ちを伝えましょう。お悔やみの手紙を書くときは、まず白無地の縦書きの便せんと白い無地の一重封筒を用意します。そして、黒のボールペンや黒インクの万年筆で手書きをしましょう。
このとき注意するのは、必ず一重の封筒を用意するという点です。二重封筒は不幸が重なることを連想させてしまうため、弔意を伝えるときは避けなければいけません。必ず一重のもの用意して、丁寧に手書きをしましょう。
また、便せん一枚におさまるように、簡潔に文章を書くことも重要なポイントです。もちろん、文章を書くときは、重ね重ねや次々といった重ね言葉を避けなくてはいけません。さらに、死や生存といった言葉も使ってはいけませんので、ご逝去やご生前といった表現を使って文章を考えるようにしましょう。
ちなみに、お悔みの手紙は遺族の方に宛てて書く手紙なので、宛名は故人の名前ではなく、遺族の名前を書きます。細かなマナーを守って正しくお悔み状を書いて、訃報の連絡を受けたらできるだけ早いタイミングで送るようにしましょう。