2017年10月08日
最近では従来の葬式のスタイルにとらわれず費用もかけずに済ませる火葬式又は直葬をする遺族が多くいます。一般的な葬儀はお迎え・安置、納棺、通夜、告別式、出棺、火葬、骨上げとなります。1日目には通夜式、2日目は告別式と大勢の参列者を招く為その分の飲食費や人件費も多くかかり負担も大きくなります。
火葬式では金銭的な負担が多くかかる通夜式と告別式を省くため費用が少なくなります。経済的な理由の他に参列者が高齢の為負担をかけずに身内だけで見送りたいと希望する遺族も多くいます。また、参列者が少ない場合も選ばれています。
火葬式は火葬だけとり行うので遺族の中には抵抗を感じる人も多くいます。法律により、ご遺体は死後24時間以内に火葬をしてはいけないと決められているので、火葬式でも安置は必要となります。ですから、火葬のみでも納棺の儀式やお別れの儀式など故人への感謝の気持ちを伝える儀式を行う事ができます。
その他にも火葬炉の前でご僧侶にお経をあげて、お別れをする事も可能です。遺族にとって葬式の準備は金銭も労力もかかり大変な事です。子供がいない、残された遺族が高齢などの理由で負担を軽減する事を考え故人が最初から火葬式を希望する場合も多いです。
火葬式は費用が抑えられる事ばかり関心が集まりますが、大げさにしたくない人には良い方法です。葬式にかける金銭を別の事に使いたいと考える人も多くいます。この事から、これからも火葬式を行う遺族が増える事が考えられます。